宝箱等について

• DLVの定義
• 罠について
• 宝箱について
• 石像について
• 邪神像について
• 敵が落とすアイテム
• 各戦闘の仕様
• 敵出現について

DLVの定義

説明を分かりやすくするため、DLV（ダンジョンレベル）という数値を定義します。
DLVは罠や宝箱、邪神像、石像に関する様々な内容及び確率を決定します。
DLVはダンジョン毎に決められた数値（DLV基本値）に、フロア数（以下F）を足すことで決まります。
例えば、大バラン神殿では、DLV=17+フロア数　となっており、 DLVは1F=17、2F=18、3F=19、B1F=18、B2F=19
となっています。 なお、DLVの値域は1〜26です。

各ダンジョンのDLVの値域は、以下の通りです。（入口のフロアが最小値で、最深部や出口のフロアが最大値）
地名の左側にある数値はDLV基本値です。

1. 予言の塔1…1〜4
2. ゾール神殿1…2〜3
3. ダンシネインの森…3〜6
4. エルセム水の門…4〜7
5. エルフの森…5〜8
6. ガルテー洞窟…6〜10
7. クルアフ洞窟…7〜11
8. 予言の塔2…8〜11
9. ケフル城…9〜12　　1F=9、2F=B1F=10、3F=B2F=11、4F=12
10. ブルグナ城…10〜13　　1F=10、2F=B1F=11、3F=12、4F=13
11. ノルド神殿…11〜13　　1F=11、2F=B1F=12、3F=13
12. サラーク海峡…12〜13
13. テイビルケ…13〜15　　1F=13、2F=B1F=14、3F=15
14. テイビルケ海底神殿…16〜17 B2F=16、B3F=17
15. ノルド洞窟…15〜22
16. 氷の洞窟…16〜21
17. 大バラン神殿…17〜19　　1F=17、2F=B1F=18、3F=B2F=19
18. ゾール神殿2…20〜22 B1F=20、B2F=21、B3F=22
19. ボンベート火山…19〜26

罠について

罠にはマップ上にあるものと、宝箱に仕掛けられているものがありますが、
各々の罠の種類及びその確率、効果は以下の通りです。

DLV×5＋（0〜127）の数値から、罠が選ばれます。
例えば、DLVが10の場合、マップの罠は50〜177の数値から選ばれ、その確率は
クロスボウ5/128、毒矢（毒）50/128、落とし穴40/128、毒矢（麻痺）20/128、電撃13/128となります。

実際のダメージは、上記の基本値から運の値を引いたものになります。（最小値は1）
追加効果が発動する確率は、(99−運×2)/128 です。

ミミック等は、DLVが14以下だとミミック、16以上だとデストラップになります。
また、固定宝箱や敵が落とす宝箱はミミック等が入っていることはありません。（代わりに「なし」になります。）

シーフやシャーズが罠を解除できるのは、 知恵×2＋機敏＞DLV×(0〜15) を満たす場合です。
解除に失敗した場合や、罠を外せないキャラが「すんでのところで」罠を解除できる確率は、
(運−5)/64 です。ミミック等は「すんでのところで」ダメージを回避することはできません。

また、シーフやシャーズがシュータやワープを発見できるのは、以下の式を満たす場合です。
シュータ……（知恵×2＋機敏）/2＞DLV×(0〜7)
ワープ……（知恵×2＋機敏）/4＞DLV×(0〜7)

宝箱について

宝箱から手に入るアイテムと、その入手確率について調べました。
ミミックやデストラップが出た場合を除き、宝箱の中身と確率は以下のように決まっています。

• アイテム1…1/64
• アイテム2…3/64
• アイテム3…12/64
• アイテム4…16/64
• ダルト（DLV×50）…22/64
• 空っぽ…10/64

また、アイテム1〜4の具体的な種類は下記の表の通りです。

DLV＋（0〜15）の数値から、アイテムが選ばれます。
例えば、DLVが10でアイテム1が選ばれた場合、10〜25の数値からアイテムが選ばれ、その確率は
オニキス2/16、ガーネット8/16、破魔の笛6/16となります。

ゾール神殿B3、ボンベート火山B3、B4、B6の宝箱からヒールリングが入手できる可能性があるということですが、
ボンベート火山B6(DLV25)の宝箱でさえ、入手確率は1/64*5/16=約0.5％と、非常に低い確率となっています。
ヒールリングを2個以上手に入れるのは至難の業でしょう。

石像について

石像を調べた場合、以下の確率でアイテムやダルトが入手できます。

• 宝石…2/8
• 古代の像…2/8
• ダルト…3/8
• なし…1/8

宝石や古代の像、ダルトを入手する場合、「石像は呪われていた」となり、
石像を調べた者に以下の効果が現れる場合があります。

DLV＋（0〜63）−運の数値から、効果が選ばれます。

※HP半減で受けるダメージは、現HP/2の小数点以下切捨てです。
※光の子はペンダントの効果により、石化することはありません。

また、宝石、古代の像には2種類のアイテムがあります。ダルトについても、額の大きいものと小さいものがあり、
DLVによって入手確率が決まります。敵出現によって出現するモンスターの種類も同様です。

DLV＋（0〜31）の数値から、内容が選ばれます。

邪神像について

効果のランダムな（ワープ以外）邪神像を調べたときの効果や、 御祈りをした時の効果などについて調べました。
邪神像を調べると、以下の確率でアイテムやダルトを入手できます。

• 宝石…1/8
• 古代の像…1/8
• ダルト…2/8
• なし…4/8

宝石や古代の像、ダルトを入手する場合、「邪神像のたたりだ！」となり、
邪神像を調べた者に以下の効果が現れる場合があります。

DLV＋（0〜63）−運の数値から、効果が選ばれます。

※HP半減で受けるダメージは、現HP/2の小数点以下切捨てです。
※光の子はペンダントの効果により、石化することはありません。

また、宝石、古代の像には2種類のアイテムがあります。ダルトについても、額の大きいものと小さいものがあり、
DLVによって入手確率が決まります。敵出現によって出現するモンスターの種類も同様です。

DLV＋（0〜31）の数値から、内容が選ばれます。

御祈りをした場合、7/8の確率で邪神像が目を覚まし、DLV×50の額のダルトを納めるかどうか選択できます。
ダルトを納めた場合の効果は以下の通りです。

• 何も起きない「よい心掛けじゃ」…14/256
• ダルト（DLV×20）を再要求される…36/256
• ダルト（DLV×40）を再要求される…25/256
• 全員がHPMAX…46/256
• 全員がMPMAX…42/256
• 全員に雷…22/256
• 全員がCON回復…42/256
• 宝箱出現…29/256

雷のダメージは、（60〜75）−運です。
宝箱出現によって入手できるアイテムは、以下の通りです。

DLV＋（0〜31）の数値から、アイテムが選ばれます。

また、ダルトを納めなかった場合、次のような効果が現れます。

DLV＋（0〜63）−運の数値から、効果が選ばれます。
固定ワープの邪神像でダルトを納めなかった場合の効果は、全員に雷です。

※敵出現によって出現する敵及びその確率は上記にある表の通りです。

敵が落とすアイテム

敵を倒すとたまにアイテムが手に入りますが、その詳細について調べました。

戦闘中敵を倒すごとにある数値が増加し、その数値に乱数を加えたものとDLVに基づいて、
入手するアイテムが決まります。

ここではその数値を、IP（アイテムポイント）と呼ぶこととします。
IPは敵ごとに決まっており、敵が逃げた場合は増加しません。

例えば、テイビルケB3(DLV17)でブルーマン1体、アクアゼリー1体、キャンサー2体を倒したとします。
IPはブルーマンが6、アクアゼリーが8、キャンサーが10なので、敵によるIPは34となります。
これに乱数による0〜31のIPを加えた合計IPによって、入手するアイテムが決まります。

以下の表はIPとDLV、入手するアイテムの関係を示したものです。

※IPが42以下の場合は、アイテムを入手できません。

上記の例で、乱数値が20だった場合、IPは34+20=54となり、DLVは17なので金の指輪が手に入ることになります。

なお、石像や邪神像を調べ、古代の像や宝石の入手判定に成功した上で戦闘になった場合、
IPにかかわらず、戦闘終了後そちらのアイテムを入手します。

また、交渉で宝石をモンスターに渡した場合、IPが228〜231になることがあります。 （ダルト（アイテム）を参照。）

さらに、BGMが変わるボス戦に限り、敵が宝箱を落とすことがなくなり、表は次のようになります。

例えば、サラーク海峡フロア2(DLV13)で、イフィーヌ(IP80)とダークナイト(IP2)2体、 スキュラ(IP0)5体を倒した
とすると、敵によるIPは84となり、乱数によるIP0〜31を考慮すると、IPの合計は84〜115となります。
したがって、入手するアイテムは妖魔の笛75％(24/32)、薬ビン25％(8/32)となります。

ただし、ディオセリル4など一部のボスは、IPにかかわらず絶対にアイテムを落とさないようになっているようです。

※敵のIPについては、敵データを参照。

各戦闘の仕様

各戦闘の仕様をまとめました。

• 落とすアイテムの通常は敵が落とすアイテムの上のテーブル、 専用は下のテーブルが使われます。
  - はIPが足りないため、またはIPが十分あっても絶対にアイテムを落とさないことを表します。
• IP引継ぎは○が引き継ぎあり、×が引継ぎなしです。
• （被）先制攻撃は◎が必ず被先制攻撃、○が（被）先制攻撃あり、×が（被）先制攻撃なしです。
• 逃走可否は○が逃走可能、×が逃走不能です。ディオセリル2戦とモンドール戦は、一騎打ち時のみ逃走不能です。
• 悪魔の壷は○が有効、×が無効です。
• 石像・邪神像は調べて古代の像や宝石の入手判定に成功した上で戦闘になった場合は、 そのアイテムを入手し、それ以外の場合は通常となります。

ちなみに、連戦ではパワーやガードの効果は引き継がれません。

敵出現について

敵出現のタイミング、敵の数、敵グループの種類、敵の種類について調べました。

ダンジョンの何もないところを1歩歩くごとにある数値が増加し、その数値が256以上になると敵が出現して、
戦闘終了後0に戻ります。アムレットの効果中は増加しません。増加量は以下の通りです。

カードが閉じているとき：危険度＋（0〜15）×（1＋フロア数）
カードが開いているとき：｛危険度＋（0〜15）×（1＋フロア数）｝/4

各ダンジョンの危険度は以下の通りです。

• 予言の塔1…24
• ゾール神殿1…26
• ダンシネインの森…8
• エルセム…22
• エルフの森…12
• ガルテー洞窟…16
• クルアフ洞窟…12
• 予言の塔2…20
• ケフル城…12
• ブルグナ城…14
• ノルド神殿…28
• サラーク海峡…10
• テイビルケ…18
• テイビルケ海底神殿…10
• ノルド洞窟…8
• 氷の洞窟…12
• 大バラン神殿…8
• ゾール神殿2…10
• ボンベート火山…8

以下の表は、フロア数（DLV−DLV基本値；以下F）＝0の場合の敵出現数割合をn/32で表し、 各ダンジョンの敵グループと敵の種類を表しています。

フロア数が1増えるごとに、表の一番左の数値が1減り、右の数値で〜のある数値が1増えます。
例えば、ボンベート火山1F（F=0）では、敵の数は1体〜8体の確率(n/32)がそれぞれ2,4,4,4,14,4,0,0 ですが、
B1（F=1）では1,4,4,4,14,4,1,0、B3（F=3）では0,3,4,4,14,4,3,0、 B7（F=7）では、0,0,3,4,14,4,4,3となります。

また、各ダンジョンで敵グループは3種類存在し、例えば大バラン神殿では、ファントム、ドラゴネット、 キマイラで構成されるグループ、オークナイト、ワーロック、ダークナイトで構成されるグループ、オーガ、ラミア、 ハッグで構成されるグループがあります。各グループが選択される確率はそれぞれ(15-F)/32、13/32、 (4+F)/32です。更にグループの中では、3種類のモンスターが16/32、11/32、5/32の確率で選ばれます。 例のファントム、ドラゴネット、キマイラで構成されるグループでは、ファントムが16/32、ドラゴネットが11/32、 キマイラが5/32で選ばれます。