交渉について

• 友好度・ランクの定義
• 聞き出す
• なだめる
• 脅かす
• 説得
• ダルト（アイテム）
• チャーム
• 交渉表
• 仲間モンスターの特徴
• 魔物使い

友好度・ランクの定義

説明を分かりやすくするため、友好度とランクという数値を定義します。

友好度は、説得・ダルト（アイテム）の判定で使われる数値で、高い方がよい結果が得られます。
友好度の初期値は敵出現数によって異なり、各ターンの初めに1減少します。（最小値は0）
敵出現数と初期友好度の関係は以下の通りです。

• 1体…5
• 2〜3体…4
• 4〜5体…3
• 6〜7体…2
• 8体…1

以上のことから、敵出現数が少ないほど、ターン経過が少ないほど交渉が有利に進むことになります。
なお、途中で現れた敵の友好度初期値は、最初の敵出現数を元に決められます。

また、友好度は以下の行動を取ることにより増減します。

• なだめる成功…＋2
• 脅かす成功or失敗…−2
• 説得成功…＋4
• ダルト成功…＋ランク/2
• アイテム（アクアマリン、オニキス、ガーネット、トパーズ）…それぞれ、＋4、＋6、＋8、＋10

なお、成功と失敗の区別がない場合は増減しません。

ランクは、脅かす・説得・ダルト（アイテム）の判定や魔物使いとの取引で使われる数値で、敵の強さの目安です。
仲間になるモンスターのランク値は4〜37で、モンスターごとに決まっており、
それ以外のモンスターは DLV基本値（DLVの定義を参照）がランク値となります。

聞き出す

1〜3通りの反応があり、大抵の敵は2通りの反応があります。
白こうもり、ノーム、エルフ、ドワーフを確実に逃がすことができます。
ハーピーはゾール神殿1で出現するものに限り、1/2で生じる反応が情報を提供する反応に変わります。

なだめる

1〜2通りの反応があります。2通り反応があるものは成功と失敗に分かれていて、
成功すると友好度が＋2されます。成功するのは以下の式を満たす場合です。

光の子知恵×（1〜4）≧敵知恵×（0〜7）　(mod256)

※反応が1通りしかない場合は友好度の増減はありません。

脅かす

1〜3通りの反応があります。2通り以上反応があるものは成功と失敗に分かれていて、
成功と失敗にかかわらず友好度が−2されます。成功確率は以下の通りです。

（光の子強さ/敵強さ）/4　※ただし、光の子LV＋10≧ランク　を満たさないと0

成功した場合、一部の敵（ケイブベア、ワーベア、スノウベア、ノーム、コボルト、ゴブリン、ホブゴブリン）
は1/2の確率で仲間になります。

※反応が1通りしかない場合は友好度の増減はありません。

説得

1〜3通りの反応があります。2通り以上反応があるものは成功と失敗に分かれていて、
成功すると友好度が＋4されます。成功するのは以下の式を満たす場合です。

通常時……（光の子知恵＋友好度）×（1〜4）≧敵知恵×（0〜15）
とりこ時…（光の子知恵＋友好度＋ランク）×（1〜4）≧敵知恵×（0〜15）　(両辺ともmod256)

成功した場合、一部の敵（ノーム、コボルト、ゴブリン、ホブゴブリン、エルフ、ドワーフ、トロル、オーク、 オーガ、リザードマン、ワーベア、ドラゴネット）は以下の式を満たすとき、仲間になります。

友好度≧ランク/2＋（4〜7）

なお、とりこ時は友好度にランク値が加算されるため、説得で仲間になるモンスターの場合は
上記の式が必ず成立します。（つまり、説得に成功すれば必ず仲間になります）

※反応が1通りしかない場合は友好度の増減はありません。

ダルト（アイテム）

1〜3通りの反応があります。2通り以上反応があるものは成功と失敗に分かれていて、
成功すると友好度がダルトの場合は＋ランク/2、アイテムの場合は（アクアマリン＋4、オニキス＋6、
ガーネット＋8、トパーズ＋10）されます。アイテムを渡した場合は確実に成功し、
ダルトの場合成功するのは以下の式を満たす場合です。

通常時……渡すダルト×友好度≧敵所持ダルト×（1〜16）
とりこ時…渡すダルト×（友好度＋ランク）≧敵所持ダルト×（1〜16）

成功した場合、一部の敵は以下の式（説得の2つ目の式と同じもの）を更に満たすかどうかで反応が異なります。
（満たすと仲間になるモンスターの多くは仲間になります）

友好度≧ランク/2＋（4〜7）

ダルトの場合は成功すると友好度が＋ランク/2されるので、 実質的には 友好度≧4〜7 を
満たすかどうか判断されることになります。

なお、とりこ時は友好度にランク値が加算されるため、ダルト（アイテム）で仲間になるモンスターの場合は
上記の式が必ず成立します。とりこ状態では必ず成功する金額が999ダルト以下まで下がるので、
とりこにできてダルト（アイテム）で仲間にできるモンスターであれば、とりこ状態にして
ダルトを払う（またはアイテムを渡す）ことで必ず仲間にできます。説得では確実に成功するようになりません。

※反応の関係上、エルフとトロルはお金を払えば（またはアイテムを渡せば）いつかは必ず仲間にできます。
※反応が1通りしかない場合は友好度の増減はありません。
※渡すダルトは累積しないため、金は小出しにしない方がよいです。

また、ロバーとバンデッドは出現場所（ダンシネインの森、ゾール神殿1、エルフの森）によって
成功時の情報が異なり、それぞれの場所で2種類情報を持っています。

ちなみに、ダルトを渡しても仲間にならず、逃げもしなかった場合、戦闘終了後渡したダルトを回収できます。 どのモンスターに対して渡したかは問題ではなく、最後にダルトを渡した後、下表の「仲、逃、ダルトの情」の結果が 起きなければ回収できます。ただし敵を1体でも倒すことが条件で、回収できるのは最後に渡したダルトのみです。

また、宝石を渡しても仲間にならず、逃げもしなかった場合、戦闘終了時にIP （敵が落とすアイテムを参照）が228〜231になります。 よって、IPが高くなければ通常入手できないアイテムを、宝石を渡すことによって簡単に入手できます。 これも最後に宝石を渡した後、下表の「仲、逃、ダルトの情」の結果が起こることがなく、 かつ敵を1体以上倒すことが条件です。

なお、チャームを使うことは上記のダルトの加算やIPの固定に影響しません。

チャーム

ターン経過なしにアイテムとして使えるチャームですが、
以下の条件を満たしていれば耐性値に関らず無条件でとりこにできます。

• 仲間になるモンスター…友好度≧ランク/4
• 仲間にならないモンスター…友好度≧モンスターID/4

この式を満たさない場合は、魔法の命中判定の式を用いて命中判定を行います。 （魔法攻撃についてを参照）

※交渉時でなく戦闘時に使っても同じ効果です。
※モンスターIDはこちらをご覧下さい。モンスターID

交渉表

以下の表はモンスターとの交渉をまとめたものです。略字の意味は以下の通り。

• 先…1/4で敵が先制
• 逃…敵が逃げる
• 仲…しもべになる
• 情…情報価値がある答え（ダルトの情は情報を教えた後敵が逃走することを表す）

なだめる（宥）の○は成功を表し、×は失敗を表します。
説得・ダルト・アイテム（説・ダ）の○は成功かつ追加の判定式を満たした場合で、
△は成功したが追加の判定式を満たさなかった場合、×は失敗を表します。

聞き出すの左右、/という記号、文字が続けて書かれた場合はそれぞれ左右が等確率で起こることを表します。
例えば、聞き出すの11番では、1/2で情、1/4で逃、1/4で先という反応になります。
ダルトの20番の○△（成功）では、1/4で情報その1、1/4で情報その2、1/4で先、1/4で逃という反応になります。

聞き出すの( )は、はい/いいえで答える質問を表し、はいと答えたものが左、いいえと答えたものが右に あります。
聞き出すの15番（ハーピー）に先※とありますが、これは敵がゾール神殿1で出現したときに限り、
先が情に変わることを表します。

21番のカーシーと22番のダミーは仲間になりません。○であったものが△の反応に変わります。

仲間モンスターの特徴

仲間モンスターには、操作可能な人間キャラと違った様々な特徴があります。以下がその特徴です。

• 光の子のみ持てる通常アイテムとして扱われる。
• 交渉によって仲間モンスターを得た場合、仲間が6人になるまではそのまま味方として戦闘に加わって 戦闘終了後に手持ちとなり、仲間が一杯の場合はすぐに手持ちに入る。 ただし光の子の持ち物が一杯の場合は、交渉に成功してもそのまま逃げてしまう。
• 光の子が自分の行動時にアイテムとして使うことで戦闘に参加させることができ、呼び出したターンには 光の子の直後に行動を行う。
• 呼び出した以後のターンでは他の味方と同じように行動順が決まる。
• 呼び出したモンスターは一時的に光の子のアイテム欄からなくなり、戦闘終了後または死亡時に手持ちに戻る。
• 仲間が6人になるまで新たに仲間モンスターを呼び出すことが出来る。つまり、最大で5匹同時に戦闘に参加させられる。
• いったん呼び出したモンスターは死なない限り手持ちに戻せないため、呼び出す際は注意が必要。
• 戦闘中はオートで行動し、行動をプレイヤーが選択することは出来ない。
• 常に遠隔攻撃可能状態である。（遠隔攻撃可能状態を参照。）
• 戦闘では基本的に敵として出てくる際と同じルーチンで行動する。行動比率も同じである。 （行動決定についてを参照。）
• 「仲間を呼ぶ」と「逃げる」は使用せず、それらが選ばれた時は代わりに通常攻撃を行う。
• 「MP不足」を起こすことがなく、MPが不足している場合は代わりに通常攻撃を行う。
• 「まもる」は敵と同じく効果が何もない。
• 単体攻撃（魔法）の対象は常にHPが最も少ない敵で、かつ左側の敵になる。（オートと同じ。）
• 行動決定のタイミングがターンの初めではなく、自分の行動順が回ってきた時である。 そのためターン開始時に左の敵に通常攻撃を行動決定する行動不能の他の味方と違い、 行動順が回ってくる前に行動不能が回復した場合には、自由な行動意思決定が可能。
• 戦闘では何も装備していない味方キャラとして扱われるため、 魔法は全て素手魔法となり、魔法防御力は指輪未装備時の0〜5になる。 よって耐性値が0でない限り魔法がほぼ命中してしまうため、パラメータでは知恵はほぼ無意味で耐性値が重要となる。
• 戦闘中に死亡した場合はそのターンの終わりに手持ちに戻り、戦闘終了後も死状態を引き継ぐ。 死状態では戦闘に呼び出すことができないため、治療は魔物使いによってのみ可能。 （ただし手持ちに戻る前の同ターン内であれば、ライブ等で回復できる。）
• 戦闘中に毒・麻痺・石・ゴブリン状態になった場合は、戦闘終了後も状態異常を引き継ぐ。 毒・ゴブリン状態では戦闘に呼び出せるが、麻痺・石状態では戦闘に呼び出せない。
• 移動中にHPの回復や状態異常の治療をすることはできない。
• 移動中に毒や麻痺のダメージは受けない。
• 戦闘後にHPは回復しない。HPの回復は戦闘中にするか魔物使いにしてもらう。
• 戦闘後にMPは全快する。

戦闘中に同種の仲間モンスターを複数呼び出すと、仲間モンスターのHPやMP等がおかしくなります。 同種の仲間モンスターのうち最も先頭に近い方をA、それ以外をZとします。

• Zに対するHP(MP)の増減・状態異常の変化は、MP消費を除き全てAの実HP(MP)の増減・状態異常の変化として扱われます。 よってZは無敵です。同種の仲間モンスターを出しすぎると、全体攻撃を食らったときにAにダメージが集中してしまいます。
• A・Zの表示HP(MP)が、Aの実HP(MP)のものになります。 A・Zともに自分の表示HP(MP・状態)が更新されるタイミングは、自分が攻撃や回復の対象になったとき、 自分の行動ターンが回ってきたとき、ターンの終わり、入れ替え時の4つです。
• ターン途中でAのHPが尽きてAが死状態になった場合でも、ターンの終わりにAが手持ちに戻るまでの間は Aがダメージ（状態異常）を受け持つため、Zはダメージ（状態異常）を受けずに行動できます。
• A・ZともにMPを消費する際は、通常通り各々の実MPから消費MPが減少します。
• Zが魔法を使用する際、MP不足の判定はAの実MPをもとに判断されます。
  つまり、Zの実MPが不足している場合でも、Aの実MPが足りていれば魔法が使えます （Zの実MPは減少するが、0より小さくはならない）。 逆にZの実MPが十分な場合でも、Aの実MPが不足していればZはその魔法を使えません。
• A・Zともに行動可能・不可能の区別は、通常通り各々の実状態から判定されます。
• Zの状態異常復帰判定（※）はAに対して行われます。
  つまり、Aが行動不能な場合、Zの行動ターンで状態異常復帰判定に成功しAの状態異常が解除された場合は、 Zは行動できません。判定に失敗した場合またはAが自然復帰不能な状態異常である場合は、 Zが行動可能であればZは通常通り行動します。また、Zが状態異常から復帰することはありません。
• Zが状態異常である場合、Zの状態欄はAの状態が表示されます。
  つまり、Aが状態異常でZが正常な場合、Aはその状態異常、Zは通常通りモンスター名が表示されます。 Aが正常でZが状態異常である場合、Aは通常通りモンスター名が表示され、Zの状態は「ふつう」と表示されます。 A・Zともに状態異常である場合は、A・ZともにAの状態異常が表示されます。
• Aの状態異常によるステータス変化が、Zにも適用されます。
  Zの状態異常によるステータス変化は無視されます。
• 対象決定等でキャラ数を数え上げる際は、通常と同じくA・Zは別個のキャラとして数えられます。

※状態異常復帰判定は死亡した敵・登場していない敵・手持ちの仲間モンスターを除く全てのキャラクターが、 自分の行動ターンが回ってきたときに常に行います。

魔物使い

交換…交換で仲間になるのは、交換前のランク値が高い方のモンスターのランク値に、
以下の数値が加算されたランクのモンスターです。上昇値は2体のランク差によって異なります。

• 差0…＋4
• 差1〜2…＋3
• 差3〜4…＋2
• 差5〜6…＋1
• 差7以上…交換不可

※交換するモンスターが状態異常であると、上昇するランク値が−2されます。（両方状態異常であれば−4）
上昇するランク値が0以下の場合は、交換できません。
※交渉や購入で仲間にできないモンスターは、交換によってしか入手できません。

売る…売値の1/8（＝ランクの2乗）が買値となります。
回復…回復費用は減少したHP分です。治療の必要がある場合は先に治療しないと回復できません。
治療…治療費用は以下の通りです。

• 毒……ランク×5
• 麻痺……ランク×10
• ゴブリン……ランク×20
• 毒・麻痺・石と重複した場合のゴブリン……ランク×30
• 石……ランク×50
• 死……ランク×80