敵出現について

• DLV
• 敵出現判定
• 敵出現数
• 敵種類
• サイズ枠設定
• 初期位置決定
• 敵出現表
• フィールド区画図

DLV

DLVはフィールドやダンジョンの難易度の目安で、戦闘計算式を始めさまざまな判定に用いられます。 DLVは以下のように求められます。

• フィールド……区画分＋地形分
• ダンジョン……基本値＋加算値

フィールドの区画分は0-62の63種類に分けられた区画ごとに設定されている値です。（区画はページ下段を参照） 地形分は平原・砂漠が0、森が1、荒野・海が2、沼・川が3です。
ダンジョンの基本値はダンジョンごとに決められた値です。 加算値は基本的に1F=B1=1、2F=B2=2、3F=B3=3、…です。階層のないダンジョンや城・洞窟外の1F、山道は0になります。 以下がダンジョンのDLV一覧です。

• フルン城の洞窟……1F=4,2F=5,3F=6
• フルン城……1F外=4,1F=B1=5,2F=6,3F=7
• コボルトの洞窟……1F=B1=8,2F=9,3F=10,ガルラオ外=2or4,ガルラオ城内=2
• エスィルの森……4
• 秘密の地下道……外=2,B1=7
• 竜の峠……7
• 生贄のほこら……10
• モンスーンの森……6
• 妖魔の塔……1F=8,2F=9,3F=10,4F=11,5F=12
• 女神の洞窟……10
• ブランシールの森……1
• ボールガードの塔……1F=1,2F=2,3F=3,4F=4,5F=5
• ダルーアンの小屋……外=4,B1=16,B2=17,B3=18
• シオラの森……17
• バルト城……1F=B1=1,2F=B2=2,3F=3
• 姫の夢の中……20
• 影の塔……1F=22,2F=23,3F=24,4F=25,5F=26
• 闇の塔……1F=23,2F=24,3F=25,4F=26,5F=27
• 山賊の洞窟……1F=B1=23
• ハルディン山道……25
• デスビオス火山……外=27,B1=28,B2=29,B3=30,B4=31
• ウンディーネの洞窟……26
• アガタール遺跡……1F=B1=31,2F=B2=32
• 知の山道……31
• ノームの洞窟……B1=37,B2=38,B3=39
• 死の沼……32
• モルグ……33
• 黒の森……33
• 黒の塔……外から入った1F=34,1F=35,2F=36,3F=37,4F=38,5F=39,6F=40
• ギムルの森……39
• ギムルの遺跡……外=38,1F=B1=39,2F=40
• ボガーの峠……40
• キリト城……4
• アシュタル遺跡……1F=B1=44,2F=B2=45
• 水竜の洞窟……外から入った1F=42,1F=43,2F=44,3F=45
• キベラ城……1F外=45,1F=B1=46,2F=B2=47,3F=48,4F=最終フロア=49,5F=50

敵出現判定

1歩歩くごとに敵出現累積値が1増加し、累積値−停止値＋9＞（0〜127）になると敵が出現します。
ただし、累積値＜停止値である場合やアミュレット使用時は出現判定を行いません。

※アミュレット使用時やミトに乗っている場合も累積値は上昇します。

停止値はフィールドの場合、区画分＋地形分となります。 区画分は区画ごとに設定されている値です。地形分は平原・沼・川・海が0、砂漠が3、森が4、荒野が6です。

ダンジョンの場合は、ダンジョンごとに決められた値が使われます。 ただしキベラ城はフロア別に17〜21の停止値が設定されており、 城外と塔と別棟が21、本殿B1〜B2が20、本殿1F〜3Fが19、中枢部が17となっています。

また以下の場合、停止値が2倍になります。

• ダンジョンがクリア済であるとき
• 死者がいるとき
• 古代の像の効果で敵の気配が減少しているとき

以下の場合は停止値が0になり、累積値−停止値＋9が17になるため、1歩ごとに17/128で敵が出現します。

• 警報が作動しているとき
• ゴルゴヘルムを装備したキャラがいるとき
• 古代の像の効果で敵の気配が増加しているとき

※警報と古代の像の効果はそのフロアのみ有効です。

ダンジョンがクリア済となる条件は以下の通りです。知の山道とキベラ城がクリア済になることはありません。

• フルン城の洞窟・フルン城……ウルフィー撃破
• コボルトの洞窟……ガルク撃破
• 秘密の地下道……魔物使いとの三連戦に勝利
• 竜の峠……イリガ戦闘後
• 生贄のほこら……バルバラ撃破
• エスィルの森……2章クリア
• モンスーンの森・妖魔の塔……ゲルドー撃破
• 女神の洞窟……アルシャルク・エルサイスと合流
• ブランシールの森……スキュラ撃破
• ボールガードの塔……火の魔法習得
• ダルーアンの小屋……すらいみーず習得
• シオラの森・バルト城……ソロモンリングを取り返す
• 影の塔……フェトランド王達を救出
• 闇の塔……パジョー撃破
• 山賊の洞窟……コイン投げ習得
• ハルディン山道……船入手
• ウンディーネの洞窟……ウォータカッター習得
• デスビオス火山……ディオシェリル戦終了
• アガタール遺跡……モンタズナ撃破
• 死の沼・モルグ……シャルローテ撃破
• 黒の森……ミレンシェ撃破
• 黒の塔……モンドールに会う
• ノームの洞窟……ブロンズドラゴン撃破
• ボガーの峠……ドローネら撃破
• ギムルの遺跡・ギムルの森……蟲使いからカカスパイスをもらう
• アシュタル遺跡……古の魔法習得
• 水竜の洞窟……水の流れを止める

敵出現数

妖魔の笛・召喚の力・古代の像・どくろで出現した場合は1体になります。
その他の場合、敵出現数は（0〜127）＋F値×8の値と敵出現度によって決まります。

敵出現度はフィールドの場合、区画分＋地形分となります。 区画ごとに設定されている値で、地形分は平原・沼・川・砂漠・海が0、森が1、荒野が2です。
ダンジョンの場合は、ダンジョンごとに決められています。

以下が各敵出現度ごとの（0〜127）＋F値×8による敵出現数を表したものです。

F値は基本的にフィールドや山道は1、その他のダンジョンは最初の階が1で上下に1階進むごとに1増加します。 妖魔の笛・召喚の力・古代の像・どくろでの戦闘はF値が＋1されます。以下がダンジョンのF値一覧です。

• フルン城の洞窟……1F=1,2F=2,3F=3
• フルン城……1F=1,2F=B1=2,3F=3
• コボルトの洞窟……1F=1,2F=B1=2,3F=3,ガルラオ=1
• エスィルの森……1
• 秘密の地下道……1
• 竜の峠……1
• 生贄のほこら……1
• モンスーンの森……1
• 妖魔の塔……1F=1,2F=2,3F=3,4F=4,5F=5
• 女神の洞窟……1
• ブランシールの森……1
• ボールガードの塔……1F=1,2F=2,3F=3,4F=4,5F=5
• ダルーアンの小屋……外=B1=1,B2=2,B3=3
• シオラの森……1
• バルト城……1F=1,2F=B1=2,3F=B2=3
• 姫の夢の中……1
• 影の塔……1F=1,2F=2,3F=3,4F=4,5F=5
• 闇の塔……1F=1,2F=2,3F=3,4F=4,5F=5
• 山賊の洞窟……1F=1,B1=ミルカ側から1F=2
• ハルディン山道……1
• デスビオス火山……外=1,B1=2,B2=3,B3=4,B4=5
• ウンディーネの洞窟……1
• アガタール遺跡……1F=B2から上がったB1=1,2F=B1=2,B2=3
• 知の山道……1
• ノームの洞窟……B1=1,B2=2,B3=3
• 死の沼……1
• モルグ……1
• 黒の森……1
• 黒の塔……1F=1,2F=2,3F=3,4F=4,5F=5,6F=6
• ギムルの森……1
• ギムルの遺跡……1F=1,2F=B1=2
• ボガーの峠……1
• キリト城……1
• アシュタル遺跡……1F=1,2F=B1=2,B2=3
• 水竜の洞窟……1F=1,2F=2,3F=3
• キベラ城……1F=1,2F=B1=2,3F=B2=3,4F=最終フロア=4,5F=5

敵種類

敵種類決定→種類登録・数増加・順番作成の順に出現数を満たすまで処理を行います。

この処理は15回を越えると敵出現数を満たしていなくても打ち切ります。 敵種類は3種類までしか登録できないため、敵出現数は本来よりも少なくなる可能性があります。

敵種類はフィールド区画とダンジョンごとに異なり、（0〜31）＋F値の値によって決まります。

変身とサモンストを使う敵を登録する場合は、追加で変身後の敵・召喚敵も種類を登録します。 ただし、固定敵の場合は召喚敵は登録されません。

種類を登録するだけで数は増やさないため、敵出現数への影響はありません。 また変身・サモンストを使う敵を登録した時点で3種類になった場合は、変身後の敵・召喚敵は登録できません。

変身は変身後の敵の登録がない場合は使えませんが、サモンストは座標・サイズ枠が取得できれば使えます。 サモンストで登録がない敵を呼び出した場合、色がおかしくなり、 その敵を倒しても経験値・ダルト・アイテムを得られません。

例えば、ヒルトロル、トロル、トロル、バイブカハの順で登録する場合は、 種類1…ヒルトロル×1、種類2…トロル×2、種類3…バイブカハ×1、 順番…ヒルトロル、トロル、トロル、バイブカハと登録されます。

サイズ枠設定

各キャラにはサイズが設定されており、通常の戦闘では味方は合計28、敵は合計38まで戦闘に参加することができます。 ただしボス戦など一部の戦闘はこの条件に当てはまりません。

また敵味方にはサイズ枠があり、例えばサイズ枠が(9,8,7,9)であるとサイズ7が1人、サイズ8が1人、サイズ9が2人 戦闘に参加することができます。サイズ枠は戦闘開始時に決められ、以後更新されることはありません。

サイズ枠は敵の場合、種類3→2→1（→3→2→1…）または2→1（→2→1…）または1（→1…）の順で最大6個設定できます。 敵の数を考慮してサイズ枠を設定しますが、一番最後に登録された種類の敵は10体いるとみなします。

例えば種類3・2・1のサイズが(9,8,7)で、それぞれ1,1,2体いるとします。 1,2,1,3の順に登録が行われたとすると、最後に登録された種類3の敵は10体いるとみなされるため、 それぞれ10,1,2体いるとみなします。サイズ枠設定処理は以下のようになります。

• 種類3のサイズ9を登録すると合計サイズは9で38以下なので、サイズ9を登録します。
• 種類2のサイズ8を登録すると合計サイズは17で38以下なので、サイズ8を登録します。
• 種類1のサイズ7を登録すると合計サイズは24で38以下なので、サイズ7を登録します。
• 種類3のサイズ9を登録すると合計サイズは33で38以下なので、サイズ9を登録します。
• 種類2の敵は残り0なのでスキップします。
• 種類1のサイズ7を登録すると合計サイズは40で38を越えるので、処理を打ち切ります。

例では結果として、(9,8,7,9)のサイズ枠が登録されることになります。 サイズ9の敵は2体登場できますが、サイズ9の種類3の敵は1体しかいないため、 最初の出現敵は種類3・2・1がそれぞれ1体ずつとなります。

別の例として、種類3・2・1のサイズが(14,13,22)だとサイズ枠は(14,13)になります。 サイズ枠がないと戦闘に参加することはできないため、(14,13,22)の例ではサイズ22の種類のモンスターは出てきません。 出てこれるモンスターがいなくなると全滅扱いになるため、サイズが大きいモンスターが出現する地域では、 敵出現数が本来よりも少なくなる可能性があります。

初期位置決定

敵種類で決められた順番で初期位置を決定していきます。

XY座標取得→サイズ枠チェックの順で処理を行い、配置できなかった場合は順番が一番最後になります。 この処理は10回で処理を打ち切り、配置できなかった敵は他の敵が死亡・逃走したときに再度処理を行います。

XY座標取得はX替え6回×Y替え4回＋それぞれにXYランダム補正で合計24回まで配置を試みます。

基本X座標は基本行動タイプによって分けられた前列・中列・後列の3タイプ別に決まっています。 Y替えで配置できなかった場合は、5回まで基本X座標を変更します。 以下が列タイプとX替え回数による基本X座標の表です。

試練の鏡等で出現した人間キャラの敵は戦士系が前列、魔術師が中列、エルフが後列となっています。
また、4章以降は敵の基本X座標が全て−2されます。

基本Y座標は戦闘領域ごとに異なり、6〜7の値になります。 配置できなかった場合は、3回まで基本Y座標を変更します。変更すると基本Yは0→0→＋2→−2となります。 1回目の変更は実際はもう一度同じ座標で試すだけです。

基本XYにランダム補正をかけて最終的なXYを決定します。 ランダム補正でXは1/2で−1され、Yは1/4で−1,1/4で＋1されます。

出現予定のXY座標が侵入不可領域にはみ出さず、他のキャラとも被らない場合は、サイズ枠チェックを行います。 サイズ枠がある場合はサイズ枠を確保して使用済みにし、そのキャラが死亡・逃走でいなくなると使用可能にします。

種類1…ヒルトロル(サイズ22)×1、種類2…トロル(13)×2、種類3…バイブカハ(14)×1、 順番…ヒルトロル、トロル、トロル、バイブカハの例では、サイズ枠チェック処理は以下のようになります。 サイズ枠は(14,13)です。

• 1回目…ヒルトロル、トロル、トロル、バイブカハ…ヒルトロルの22サイズ枠はないため、後回しにします。
• 2回目…トロル、トロル、バイブカハ、ヒルトロル…13サイズ枠を1個使用済みにし、トロルを出現させます。
• 3回目…トロル、バイブカハ、ヒルトロル…トロルの13サイズ枠はないため、後回しにします。
• 4回目…バイブカハ、ヒルトロル、トロル…14サイズ枠を1個使用済みにし、バイブカハを出現させます。
• 5回目…ヒルトロル、トロル…ヒルトロルの22サイズ枠はないため、後回しにします。
• 6回目…トロル、ヒルトロル…トロルの13サイズ枠はないため、後回しにします。
• 7回目…ヒルトロル、トロル…ヒルトロルの22サイズ枠はないため、後回しにします。
• 8回目…トロル、ヒルトロル…トロルの13サイズ枠はないため、後回しにします。
• 9回目…ヒルトロル、トロル…ヒルトロルの22サイズ枠はないため、後回しにします。
• 10回目…トロル、ヒルトロル…トロルの13サイズ枠はないため、後回しにし、処理を打ち切ります。

敵の死亡・逃走による次の初期位置決定（追加敵出現処理）の際は、順番がヒルトロル、トロルになります。 ヒルトロルがサイズ枠を確保できることはないため、トロル2体とバイブカハ1体を倒した時点で敵を全滅させられます。

3種類のモンスターのサイズが全て異なる場合は、 新たに追加される可能性のあるのは死亡・逃走した敵とサイズが同じ同種の敵ですが、 違う種類でサイズが同じモンスターがいる場合は、 新たに追加される可能性のあるのは死亡・逃走した敵とサイズが同じ異なる種類の敵になることもあります。

仲間を呼ぶを使用する場合は、同種の敵のXY座標取得→サイズ枠チェックの処理を1回だけ行います。 敵の種類が増えると、仲間を呼ぶを使用する敵と同じサイズ枠が設定されることは一般的に少なくなるので、 敵の種類が増えるとあまり仲間を呼べないことになります。

敵の死亡・逃走による追加敵出現判定は行動後に行いますが、 交渉で対象が逃走した場合は追加敵出現判定を行わないため、 新たに追加敵出現判定を行うのは交渉以外の行動を取った後になります。 交渉で敵の数を0にすると、まだ追加敵がいる場合でも全滅にできます。

また、一部のボス敵は個別の出現位置が設定されています。ディオシェリルが(13,7)、ガイアーネ頭が(10,8)、 ブロンズドラゴン・イリガ・ガイアーネ腕・胸が(10,7)、ブラックドラゴンが(10,6)です。

敵出現表

以下が区画・ダンジョンごとの基本DLV・基本停止値・基本敵出現度・戦闘領域を表した表です。
沼は沼と川、砂は砂漠と山を表します。ダンジョンの4番と24番は欠番です。

以下がフィールド・ダンジョンの敵種類を表した表です。出現割合の分母は32です。

フィールド区画図

赤枠は侵入可能範囲を表します。

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